70代女性の変形性股関節症・改善例

症状

歩くたびに左の股関節に激痛が走る。

歩くのもびっこをひくようになってしまう。

来院した理由

これまで続けていた山のお手入れやボランティア活動を続けていきたい。

整形外科にてこのままいけばいつかは手術であると言われ、手術以外の方法を探していた。

施術と経過

来院当初は歩行時の痛みはもちろんのこと、つま先足立ちすることも出来ませんでした。

ひとまずは痛みを改善していく事と、つま先足立ちをしてもフラフラしないようになることを目標に施術をスタート。

 

〇初回

股関節周りの靭帯を丁寧に緩めていきました。

関節に負担をかけるストレッチをしていたので、なぜ悪いかを説明しやめていただく。

 

〇2回目

来院時に前回の施術以降痛みが大幅に軽減したと喜ばれました。

つま先足立ちをすると痛みが出るので、痛みが出るうちはまだトレーニングは控えて軽いセルフケア法を指導。

施術は股関節周りの靭帯を緩めるとともに膝、足首の筋膜、靭帯も緩めていきました。

 

〇3回目

これまで順調に痛みが改善していたが、ちょっと用事で歩き過ぎて痛みが出たため

薬を飲んだ。

 

〇4回目

テレビでやっていたという股関節体操をしたところ症状が悪化。

その体操がなぜ悪いか説明しやめていただく。

セルフケア法をもう一つ増やしてやって頂く事に。

 

〇6回目

痛みが随分軽快し始め、ご本人が「治るかもしれない!」

と思えるようになってきたと言われました。

つま先足立ちも出来るようになってきた。

 

〇10回目

症状が8割改善。

顔色も良くなり、明るくなられました。

 

〇15回目

歩き方指導を行い、片足歩きの練習を始める。

痛みも出ず順調に推移する。

 

 

その後股関節は随分安定し、現在も月1回のペースでメンテナンスを継続中です。

同時施術した症状

股関節をかばって歩いておられたので姿勢が随分崩れておられたので姿勢改善を行いました。股関節が良くなるのと同時に背筋も伸びてこられました。

考察

やはり股関節が固まらないように動かす方が良いと思い込んでおられて、関節に負荷のかかるストレッチを無理してやっておられました。

その他にも、股関節にいいと聞くとまめにセルフケアをされていたのですが、それも膝や股関節をねじる体操で、変形している股関節には向いてないのでやめていただき、当院のセルフケア法をお伝えしました。

鍛えたり緩めたりするのは骨ではなく筋肉なので、そこを何度もお話しして理解して頂き、当院の施術と正しいセルフケアで改善に至った例であると思います。

 

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