血流不足は頭痛の原因!血行不良で起こる不調と生活習慣

さまざまな場面で襲ってくる頭痛にお悩みの方も多いでしょう。

その頭痛の原因が血流にあることをご存じですか。頭痛に悩まされる人の多くは、無意識の内に血流をさまたげてしまう習慣がついてしまっているかもしれません。

今回は血行不良が引き起こす頭痛とその他の症状、血流を悪化させる原因となる生活習慣についてご紹介していきます。

血流が悪いとナゼ頭痛が起きるのか?

現代生活ではストレスや長時間のデスクワーク、不規則な生活による運動不足や睡眠不足など、血行不良を起こす要因の多い生活習慣であふれています。
なぜ血行不良が頭痛の原因になるのかというと、

精神的ストレスがたまったり、長時間同じ姿勢だったりすると、筋肉が緊張してしまい、血管を圧迫して血液が流れづらくなるからです。

血行不良になると、血液と一緒に流されるはずだった“乳酸”という疲労物質が筋肉に溜まってしまい、神経を刺激し続けます。

神経が刺激されると、脳が痛みとしてキャッチし、頭痛が起こるというメカニズムです。

ストレートネックも原因に!

この筋肉の緊張状態は、「ストレートネック」が原因の可能性もあります。

ストレートネックとは、通常であればS字にカーブしているはずの首の骨が『ずっと下を向いたままの姿勢』や『猫背』といった生活習慣のせいで起こる症状です。

頭の重さが首の後ろの筋肉にかかってしまい、極度の緊張によって、首の骨が真っ直ぐな状態になります。

首の骨が真っ直ぐになると、首から肩、背中の筋肉が頭を支えようと筋肉を引っ張り続けます。

この緊張状態が、頭痛を引き起こすのです。

血流が悪いときに起こる身体の不調について

身体の血流が悪くなると、さまざまな身体の不調を引き起こします。

血流の悪さが原因で起こる症状には、頭痛以外にもどのようなものがあるのでしょうか。

冷え症

血流が悪くなると、身体の末端部分まで血流が行き届きづらくなり、冷え性になりやすい状態です。

  • 手や足先が常に冷え、ひどい時には痛みを伴う
  • しもやけやあかぎれになりやすくなる
  • 体温が上がらず寝付きづらくなる

冷え性になると、上記のような症状が表れます。

肩こり・腰痛

肩こりや腰痛で緊張状態が続いて血行が悪くなると、乳酸が神経を刺激し続けます。

その刺激がさらに筋肉をかたくして、更にひどくなるという悪循環に。

肩こりや腰痛がある方は、血行不良の方が多いので要注意です。

胃腸の不調

食欲不振や胃もたれ、胃のつかえ、消化不良といった胃の不快症状も血行不良が原因で起こる症状。

また、便秘や下痢、大腸ガスが増えるといった腸のトラブルも引き起こします。

倦怠感

休んでも疲れがなかなかとれない、身体がいつまでもだるいといった症状も、血行不良が原因で起こることがあります。

日常生活に支障をきたすような倦怠感にも放っておくと2次的な不調につながっていくので要注意です。

皮膚症状

血行不良になると皮膚に栄養が行き渡らず、ニキビや肌荒れを起こす原因に。

きちんと新陳代謝が行われなくなり、シミやそばかす、お肌のたるみといった症状まで引き起こします。特に女性は気を付けたいですね。

血流が悪くなる生活習慣とは?

頭痛やその他の不快な症状が起こる原因には、生活習慣も密接に関係しています。

ここでは、血流を悪化させる生活習慣について、ご紹介していきます。

水分不足

水分を十分に摂取していないと、体内の水分量が減少します。

人間の身体に流れる血液もこの体内の水分量に関係しており、水分が不足すると血中の水分量が減ります。

すると、血液はドロドロした状態に。ドロドロした血液では、血流も悪くなるといった仕組みです。

自分は水分を取っている!と思っている方も、お茶やコーヒーで水分を取っている方はおしっこで水分を出し過ぎている可能性があります。

カフェインには利尿作用があるからです。

アルコールが水分補給にならないのも周知の事実。アルコールを分解するために逆に水分が取られるからですね。なのでアルコールを飲む人は余計に水分を取らないといけません。

水分は出来れば純粋な水。

もしくはノンカフェインの飲料で摂取しましょう。

喫煙=タバコ

タバコを吸うことも血流を悪化させる原因の一つ。

タバコに含まれるニコチンが、末梢血管を収縮させ、血流を妨げるからです。

また、喫煙をすると身体を冷やす作用もあるため、より血流が滞る原因につながります。

飲酒=アルコール

先ほども書きましたが大切なのでもう一度。

お酒を飲むと血行が良くなると考える方も多いかもしれません。しかし、血行が良くなるのは、一時的なもの。

アルコールには利尿作用があり、飲酒のあとに水分を補給しないと脱水状態になることもあります。

また、飲酒によって、むくみが起きやすくなるので、血流を悪くする原因になります。

運動不足

運動が不足していると、自然と筋力が落ちてしまいます。

筋肉量が落ちると、代謝が悪くなるだけでなく、血流を悪くさせる原因に。

血管は毛細血管まで全てを1本にすると地球2周半と言われています。

それをくまなく循環させるには心臓のポンプだけでは到底無理!

筋肉の収縮作用が血液循環を助けているのです。ですから運動不足だとどうしても血流促進作用が落ちるので血行不良に。

運動の大切さがわかりますね。

糖分の摂り過ぎ

糖分を摂り過ぎると、血液がドロドロになります。

糖分によって血液中の中性脂肪の量が増え、血小板を凝縮しやすくしてしまうためです。

ドロドロ血は摩擦も強くなってしまうので、流れにくくなるのは当たり前ですよね。

まとめ

血行が悪くなると、頭痛だけでなくさまざまな身体の不調を引き起こします。

血流が悪くなる生活習慣を避け、適度な運動を取り入れると、薬に頼らずとも頭痛を改善できるでしょう。

血流をよくする入浴やストレッチ、適度な水分補給を実践するのも効果的。

血行不良や筋肉の緊張による頭痛があまりにもひどい場合には、専門家に相談してみるのも一つの手段です。

快適な毎日を過ごせるように、生活習慣から見直してみましょう!

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