神経痛によく処方されるリリカという薬

リリカの効果が期待できる症状

  • しびれ
  • 電気がビリビリと走る感じ
  • 神経過敏状態
  • 灼ける様にジワジワ、ヒリヒリと痛む
  • 傷んだ神経の痛み

リリカは上記の様な

『 神経系の痛み 』

に関して効果が期待されている鎮痛薬となっております。

 

ちなみに痛み止めで有名な

『 ロキソニン 』

は神経系の痛みに対してではなく

  • ズキズキした痛み
  • 打撲
  • 切り傷などの外傷
  • 炎症

などの

『物理的なケガ』

に有効な鎮痛薬です。

 

なので、『 神経系の痛み 』単体の坐骨神経痛に対しては
『 ロキソニン 』は、痛みの抑制・軽減には効果が期待できないです。

副作用

  • 眠気(ウトウトする)
  • めまい(フラフラ、グラグラする感じ)
  • むくみ

などです。

使い始めの際には、お車での運転での外出などは特に気を付けたほうがイイでしょう!

 

また、他にも強い副作用も報告されている薬なので注意が必要です。

神経痛に処方されるリリカの作用メカニズム

上記で述べたように、〔 痛み 〕といっても
『 物理的な痛み 』や『 神経的な痛み 』など種類があるのが、お分かりいただけたと思います。

では、何故リリカが効果的な鎮痛薬なのか見ていきましょう。

 

坐骨神経痛などの『 神経系 』の痛みのタイプは

①神経が圧迫され、神経が傷つく

②神経細胞のカルシウムの受容体である
『 カルシウムチャネル 』にカルシウムが入ってくる

③神経細胞が興奮する

④過剰に『 神経伝達物質 』が放出
(この神経伝達物質の中に、痛みに関わるモノが存在)

⑤痛みが出る

という流れなのですが
リリカの場合、

②の『 カルシウムチャネル 』という部分に働きかけカルシウムの入ってくる量を減らし、抑えることにより
③の神経細胞の興奮を抑制。

④の『 神経伝達物質 』の過剰放出を抑え、減少させることにより痛みを鎮め、抑えてくれる。

というシステムになっております。

 

『 ロキソニン 』は、このようなシステムで働かないため
『 神経系の痛み 』には、効果が期待できないのです。

薬とは上手に付き合う

リリカ以外でも、薬は一時的に

・症状を抑える

・痛みを和らげる

・症状の進行を遅らせる

というためのモノで
『 身体の自然治癒力 』で、薬の効果がある間に
身体の修復をする為の補助をしている役目を担っております。

 

ですが薬に依存し過ぎると、重度な副作用を招く恐れがあります。

〔 薬には、副作用がある! 〕

と、しっかりと認識することも大切です。

ただ、他の薬にも当てはまることがありますが
リリカは特に

『 離脱症状 』というモノが顕著にみられます。

飲み続けた薬を止めることにより起きる
『 副作用 』のことを言います。

服用していた薬のおかげで調整していた体の状態が
薬を急に止めた影響で、コントロールが効かなくなり
『 副作用 』の状態が表面化してくることです。

主な症例としては

・倦怠感

・血圧の変化

・めまい

・不安発作(精神的なモノ)

・頭痛

・不眠

・下痢

・多汗症

・悪心(吐き気)

という症状が確認されております。

ですので服用している薬を急激に止めたり、自分の判断で勝手に止めたりなどの事はせずに、しっかりと薬を処方した医師や薬剤師の方に相談し、対応していただくことがとても大切になります。

素人判断で、勝手に止めてしまうと大変な目に遭うかもしれませんので
しっかりと『 専門家を活用 』しつつご自分でも、知識を高め
「 自分の身は、自分で守り、管理する! 」
ということが、何より大事になります!

 

身体を治すのは、あなたの『 自然治癒力 』です。

ですので、無理に止めずに服用されているお薬とうまく付き合いながら
日々の私生活を丁寧に過ごすことが、今後のあなたの将来に関わってくることですので
お気をつけ下さい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加