産後の体調不良で来られた方の話

7・3

産後の体調不良で来院されている S さんなんですが、

あまりにも疲れすぎているんです。

妊娠出産は命がけの行為なので産後体が疲れているのは当たり前なんですが、それにしても体が弱りすぎている。

その原因は強引な妊娠と出産であると判明しました。

Sさんは残念なことに一年半ほど前に流産の経験をされたそうです。そしてその三か月後にホルモン注射による排卵を経て妊娠されたそうです。

その後無事出産をしたものの、体調が戻らず、産後7か月経った今も思うように動けない為実家のお母さんが泊まり込みで応援に来てくれている状態。

何とか、お母さんの世話にならないように自分で家のことをしようと思うのですが動けない。

顔色は良くなく、本当にフラフラな状態で当院に来てくれています。

流産を経験された方は、東洋医学的には最低でも半年。出来れば1年間は妊娠してはいけません。理由は母体が傷を負っている状態だからです。

母体が傷つき、傷んでいる間は母体を守るため妊娠はしにくい状態になっています。それを化学の力で強引に妊娠させてしまうと、準備の出来ていない母体はまさしく命を削って出産に挑むことになります。

最終的にSさんの体調が無事回復して事無きを得れば結果良かったとなるのかもしれませんが、西洋医学の怖いところです。

とにかく

S さんには元気になってもらうしかないので

頑張りましょう

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