反張膝で、膝の裏が痛いのと何か関係が?
- 膝痛や腰痛になりやすい
- 下半身がむくみやすく、だるい
- ふくらはぎや膝裏の痛みがある
- 膝がグラグラする
- 頭痛や肩こり、目まいなどに常に悩まされている
- 下腹がポッコリしている
- 二重あごになっている
辛い方もたくさんおりますので、心当たりの方は下記の説明や検査などを確認し
お困りでしたら、ご相談ください!
反張膝とは
先天性と後天性があり、ほとんどが後天性のことが多いです。
反張膝とは、膝が反りかえっている状態のことを言います。
正面からだとわかりづらく横から見るとはっきりとわかりますので
上記の症状に該当された方は、一度横から膝の状態を確認してみてください。
基本的に、日常生活の身体の使い方が原因で起こることが大変多い疾患です。
原因として言われているのが
- 足裏の重心の位置が悪く、踵寄りの重心になっている
- 膝をまっすぐに伸ばそうと意識しすぎている
- 膝周りの筋肉が弱く、バランスが悪い
というような、生活習慣を取っていることが反張膝になる原因です。
反張膝の原因
①足裏の重心の位置が悪く、踵寄りの重心になっている
通常、足裏の土踏まずに体重を乗せるのが普通ですが
反張膝の方は、踵重心になっています。
そのため、重心が後ろ寄りになるのでバランスを取るために、足先の指が浮いてきてバランスを保とうとします。
足裏でうまく体重を分配して、足裏全体で立ち上がったり、バランスを取ったりするのですが反張膝のタイプの方は、ソレができないために常に「スキージャンパーのジャンプ状態」の姿勢を取り続けています。
結果、ふくらはぎの筋肉がパンパンになりやすく、足裏でバランスが取れずに膝がその代償作用で反ってくるという寸法。
足の形として、普通のタイプは少なく、特徴として
・外反母趾
・偏平足
・ハイアーチ(足のアーチの崩れ)
・浮指(足先が浮いている状態)
などの足の形をしている可能性が非常に高い傾向です。
女性の場合は、ハイヒールなどの履物の影響がかなり高くハイヒールを履くだけで、常に反張膝の状態になってしまいます。
ですので、できる限りハイヒールなどは避けるのが、予防やケアに繋がりますので、ご注意を。
②膝をまっすぐに伸ばそうと意識しすぎている
反張膝の方の特徴として、立位時や歩行時に、
膝をまっすぐ「 ピン! 」と伸ばし過ぎの癖があります。
この癖の影響で、徐々に長い年月をかけ膝と大腿骨のズレが生じて反張膝になっていきます。
こういう風になりやすいタイプの方としてバレエダンサーのように常に『 正しい姿勢 』を意識し過ぎているタイプの方に多く膝に力を入れて後ろに反らそうとしているからです。
また、バレエダンサーに多い理由のもう一つの理由が
反張膝の人とそうでない人との動作を比べるとバレエダンサーの特徴として、
反張膝のタイプの人の方がプレイの質が良く見えやすく、優先的に選ばれる傾向が高いためにみんな、選手になりたいので身体に無理を強いて反張膝になる意識を持ってしまいがちになる
からです。
水泳をされていた方でも、反張膝になる方がいらっしゃいます。
泳ぐ際に、水をつかむ力を大きくするため膝を逆方向に曲げようとするので、推進力が出るのですが結果として、水泳では有利、日常生活では不便になってしまいます。水泳で有名な北島康介選手は、反張膝になっているそうです。
③膝周りの筋肉が弱く、バランスが悪い
①と②でご紹介した通り、
『普通の状態で、体を悪くしてしまう動作や意識をしている』
ということなので残念ながら、筋肉のバランスも普通の人よりも悪く筋力が弱いことが多いです。
筋力が弱いと膝関節の安定性が不安定になるので、何とかバランスを取ろうとして膝を反らせて固定しようとする力が働き、安定させようとします。
その結果、反張膝になるのです。
反張膝のセルフケア
- お尻の横をサラシで巻く
- 開脚をする
- 膝曲げ立ちをする
1 お尻の横をサラシで巻く
立ち上がった時に自分の両手首付近に当たるお尻の横の骨を『 大転子 』と呼びますがこの部分を中心にしてサラシで巻く。
そうすると、歪んでいた股関節が正常な位置に近づき、連結している骨盤も整ってくるので血液の流れが良くなり、冷え性や脂肪の燃焼に役立つので下半身がスッキリしてきます。
2 開脚をする
サラシで絞めた『 大転子 』の部分が、通常は外側に変位していることが多いので開脚をすることで正しい位置に導くことが可能。
3 膝曲げ立ちをする
ひざを軽く曲げている状態で立つと、筋力で体重を支えようとしますので反張膝の様に膝の骨に頼った立ち方をしなくても良くなる。
参考になりましたでしょうか?
当院では、足のトラブルを早期に解決させていただくように全力を尽くしております!
お困りごとがございましたら、いつでもご相談くださいませ!